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五十音表の嘘 〜ローマ字が隠している本当の発音〜
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五十音表の嘘 〜ローマ字が隠している本当の発音〜

はじめに

五十音(ごじゅうおん)表を(あらを)見る(みる)と、とてもきれいに整理(せいり)されていますよね。サ行は(ぎょう)全部(ぜんぶ)Sの音(おと)、タ行は(ぎょう)全部(ぜんぶ)Tの音(おと)、ハ行は(ぎょう)全部(ぜんぶ)Hの音(おと)——そう見え(みえ)ます。

でも、本当(ほんとう)にそうでしょうか?

実は(じつは)、五十音(ごじゅうおん)表(おもて)には「嘘(うそ)」が隠れ(かくれ)ています。ローマ字表記(じひょうき)が、本当(ほんとう)の音(おと)を教え(おしえ)てくれません。この記事(きじ)では、五十音(ごじゅうおん)表(おもて)の3つの嘘(うそ)を暴き(あばき)ます。これを知る(しる)と、自分(じぶん)の発音(はつおん)を意識(いしき)できるようになります。

📖 この記事(きじ)の内容(ないよう)

  1. 嘘(うそ)その1:サ行(ぎょう) — 「し」はSの音(おと)じゃない
  2. 嘘(うそ)その2:タ行(ぎょう) — 「ち」も「つ」もTの音(おと)じゃない
  3. 嘘(うそ)その3:ハ行(ぎょう) — 「ひ」も「ふ」もHの音(おと)じゃない
  4. まとめ
  5. 関連(かんれん)動画(どうが)
  6. もっと学び(まなび)たい方(ほう)へ

嘘(うそ)その1:サ行(ぎょう) — 「し」はSの音(おと)じゃない

コンセプト

サ行を(おこなを)ローマ字(じ)で書く(かく)と、Sa, Shi, Su, Se, So。

あれ? 「Shi」だけ違い(ちがい)ますよね。

「さ」「す」「せ」「そ」は、舌(した)の先が(さきが)歯(は)の裏(うら)あたりにいます。普通(ふつう)のSの音(おと)です。

でも「し」の音(おと)は、舌(した)が少し(すこし)うしろに動き(うごき)ます。口(くち)の天井(てんじょう)の固い(かたい)ところ(硬(こう)口蓋(こうがい))に近づ(ちかづ)きます。音声学(おんせいがく)では、Sとは別の(べつの)記号(きごう) [ɕ] で書か(かか)れます。つまり、「さ」と「し」は本当(ほんとう)に違う(ちがう)子音(しいん)です。

大事(だいじ)なことを言い(いい)ます。日本語(にほんご)の「し」は、英語(えいご)の "see" の音(おと)とも違い(ちがい)ます。英語(えいご)の "she" に近い(ちかい)、もっと柔らかい(やわらかい)音(おと)です。

例文(れいぶん)

  1. 寿司(すし)
    • 「す」のS [s] と「し」の [ɕ] — 同じ(おなじ)単語(たんご)の中に(なかに)2つの違う(ちがう)子音(しいん)が入っ(いっっ)ています
  2. 新幹線(しんかんせん)
    • 「し」と「せ」が両方(りょうほう)入っ(いっっ)ています。同じ(おなじ)サ行な(おこな)のに、子音(しいん)が違い(ちがい)ます
  3. おさしみ
    • 「さ」[sa] と「し」[ɕi] で舌(した)の位置(いち)がはっきり変わ(かわ)るのが実感(じっかん)できます

よくある間違い(まちがい)

❌ NG
✅ OK
理由(りゆう)
「し」を [si] で発音(はつおん)する
「し」を [ɕi] で発音(はつおん)する
舌(した)が硬(こう)口蓋(こうがい)に近づ(ちかづ)く音(おと)。Sとは別の(べつの)子音(しいん)
英語(えいご)の "see" のSで言う(いう)
英語(えいご)の "she" に近い(ちかい)柔らかい(やわらかい)音(おと)で言う(いう)
日本語(にほんご)の「し」は英語(えいご)のSよりも後ろ(うしろ)の位置(いち)

練習(れんしゅう)

チャレンジ: 「す」と「し」を交互(こうご)にゆっくり言って(いって)ください。舌(した)の位置(いち)が動く(うごく)のを感じ(かんじ)られますか?

「す」→ 舌(した)は前(まえ)

「し」→ 舌(した)は少し(すこし)うしろ

この違い(ちがい)を意識(いしき)できたら、サ行の(おこの)嘘(うそ)を見(けん)破っ(やぶっ)たことになります。

嘘(うそ)その2:タ行(ぎょう) — 「ち」も「つ」もTの音(おと)じゃない

コンセプト

タ行に(おこに)はルールを破っ(やぶっ)ている音(おと)が2つあります。「ち」と「つ」。どちらもTの音(おと)ではありません。

「ち」について:

「ち」はただのTではなくて、「破擦音(はさつおん)」と呼ば(よば)れる音(おと)です。舌(した)が「タッ」と止ま(とま)って、そのあと「シュッ」と擦れ(すれ)る。2つのステップを一瞬(いっしゅん)でやります。音声学(おんせいがく)では [tɕi] と書き(かき)ます。サ行の(おこの)「し」と同じ(おなじ)硬(こう)口蓋(こうがい)の位置(いち)で起き(おき)ています。

「つ」について:

「つ」もTではありません。これも破擦音(はさつおん)ですが、場所(ばしょ)が違い(ちがい)ます。「ち」は硬(こう)口蓋(こうがい)でしたが、「つ」は歯茎(はぐき)(もっと前(まえ))です。音声学(おんせいがく)では [tsɯ] と書き(かき)ます。「ツ」の最初(さいしょ)に小さい(ちーさい)「ス」がくっついている感じ(かんじ)です。

例文(れいぶん)

  1. 地図(ちず)
    • もし「ち」をただのTで言った(いった)ら、「ティズ」に聞こ(きこ)えます。破擦音(はさつおん)の [tɕ] が必要(ひつよう)です
  2. 津波(つなみ)
    • 英語(えいご)でも "tsunami" と言い(いい)ますが、英語(えいご)話者(わしゃ)は最初(さいしょ)の音(おと)で困り(こまり)ます。英語(えいご)では普通(ふつう)、単語(たんご)の最初(さいしょ)にこの音(おと)の組み合わせ(くみあわせ)が来ない(こない)からです
  3. 机(つくえ)
    • 「ツ」は歯茎(はぐき)破擦音(はさつおん) [ts]。日常(にちじょう)単語(たんご)でこの珍しい(めずらしい)音(おと)を毎日(まいにち)使って(つかって)います

よくある間違い(まちがい)

❌ NG
✅ OK
理由(りゆう)
「ち」を [ti] で発音(はつおん)する
「ち」を [tɕi](チ)で発音(はつおん)する
破擦音(はさつおん)。Tだけでは音(おと)が足り(たり)ない
「つ」を [tu] で発音(はつおん)する
「つ」を [tsɯ](ツ)で発音(はつおん)する
歯茎(はぐき)破擦音(はさつおん)。T+Sの2ステップ

練習(れんしゅう)

チャレンジ: 「た・ち・つ・て・と」をゆっくり言って(いって)ください。

「た」「て」「と」は舌(した)が一回(いっかい)止ま(とま)るだけ(破裂音(はれつおん))。

「ち」「つ」は舌(した)が止ま(とま)ったあと、空気(くうき)が擦れ(すれ)て出ま(でま)す(破擦音(はさつおん))。

この「空気(くうき)が擦れ(すれ)る感覚(かんかく)」を意識(いしき)できたら、タ行の(おこの)嘘(うそ)も見破れ(みやぶれ)ました。

ボスレベル: なぜ日本語(にほんご)にはティ [ti] やトゥ [tɯ] がなくて、わざわざカタカナの「ティ」「トゥ」が必要(ひつよう)なのか——それは「ち」と「つ」が元の(もとの)Tの場所(ばしょ)を占領(せんりょう)しているからです。

嘘(うそ)その3:ハ行(ぎょう) — 「ひ」も「ふ」もHの音(おと)じゃない

コンセプト

ハ行に(おこに)もルールを破っ(やぶっ)ている音(おと)が2つあります。「ひ」と「ふ」。

「ふ」について:

「ふ」を発音(はつおん)するとき、下唇(したくちびる)を噛ん(かん)でいませんか? 噛ん(かん)でいたら、それは英語(えいご)のFの音(おと)です。日本語(にほんご)の「ふ」は違い(ちがい)ます。上の(うえの)歯を(はを)使い(つかい)ません。両方(りょうほう)の唇(くちびる)だけで、ふわっと空気(くうき)を出し(だし)ます。

音声学(おんせいがく)では「両唇(りょうくちびる)摩擦音(まさつおん)」[ɸ] と呼ば(よば)れます。FでもHでもない、「ふ」にしかない音(おと)です。世界的(せかいてき)にもかなり珍しい(めずらしい)音(おと)で、この音(おと)を使う(つかう)言語(げんご)はそんなに多く(おおく)ありません。

歴史的(れきしてき)に見る(みる)と、「ふ」はもっと昔(むかし)は「パ行(ぎょう)」の音(おと)でした。千年(せんねん)以上(いじょう)かけて今(いま)の音(おと)に変化し(へんかし)ました(ハ行(ぎょう)転呼(てんこ))。

「ひ」について:

「ひ」も普通(ふつう)のHではありません。「は」「へ」「ほ」のHは、のどから空気(くうき)を出す(だす)音(おと)です。でも「ひ」は舌(した)が上が(あが)って、硬(こう)口蓋(こうがい)のあたりで空気(くうき)が擦れ(すれ)ます。音声学(おんせいがく)では [ç] と書き(かき)ます。ドイツ語(ご)の "ich" の "ch" と同じ(おなじ)音(おと)です。

例文(れいぶん)

  1. 富士山(ふじさん)
    • 英語(えいご)の "Mount Fuji" の F は唇(くちびる)を噛ん(かん)でいます。日本語(にほんご)の「ふじ」は唇(くちびる)だけ。歯を(はを)使い(つかい)ません
  2. 人(ひと)
    • 「ひ」をHの音(おと)で言う(いう)とのどの奥(おく)から息(いき)が出ま(でま)す。日本語(にほんご)の「ひ」はもっと前(まえ)。口(くち)の天井(てんじょう)で空気(くうき)が擦れ(すれ)ます
  3. 冬(ふゆ)
    • ローマ字(じ)で "fuyu" と書き(かき)ますが、Fは嘘(うそ)です。両唇(りょうくちびる)で息(いき)を出す(だす) [ɸ] が正解(せいかい)です

よくある間違い(まちがい)

❌ NG
✅ OK
理由(りゆう)
「ふ」を英語(えいご)のF [f] で発音(はつおん)する(下唇(したくちびる)を噛む(かむ))
両唇(りょうくちびる)を近づ(ちかづ)けて息(いき)を出す(だす) [ɸ]
日本語(にほんご)の「ふ」は両唇(りょうくちびる)摩擦音(まさつおん)。歯(は)は使わ(つかわ)ない
「ひ」をのどのH [h] で発音(はつおん)する
硬(こう)口蓋(こうがい)で空気(くうき)を擦る(する) [ç]
ドイツ語(ご) "ich" の ch と同じ(おなじ)位置(いち)

練習(れんしゅう)

チャレンジ1: 下唇(したくちびる)を噛ま(かま)ないで「ふ」を言って(いって)みてください。両方(りょうほう)の唇(くちびる)だけで空気(くうき)を出し(だし)ます。できましたか? それが日本語(にほんご)の「ふ」です。

チャレンジ2: 「は」と「ひ」を交互(こうご)に言って(いって)ください。「は」は息だけ(のど)。「ひ」は口(くち)の天井(てんじょう)で擦れ(すれ)る感じ(かんじ)がします。

まとめ

嘘(うそ)
行(ぎょう)
音(おと)
ローマ字が(じが)言って(いって)いること
本当(ほんとう)の音(おと)
嘘(うそ)その1
サ行(ぎょう)
し
S の音(おと)
[ɕ] 硬(こう)口蓋(こうがい)摩擦音(まさつおん)
嘘(うそ)その2
タ行(ぎょう)
ち
T の音(おと)
[tɕ] 硬(こう)口蓋(こうがい)破擦音(はさつおん)
嘘(うそ)その2
タ行(ぎょう)
つ
T の音(おと)
[ts] 歯茎(はぐき)破擦音(はさつおん)
嘘(うそ)その3
ハ行(ぎょう)
ひ
H の音(おと)
[ç] 硬(こう)口蓋(こうがい)摩擦音(まさつおん)
嘘(うそ)その3
ハ行(ぎょう)
ふ
H / F の音(おと)
[ɸ] 両唇(りょうくちびる)摩擦音(まさつおん)

ローマ字(じ)は便利(べんり)ですが、本当(ほんとう)の音(おと)を教え(おしえ)てくれません。五十音(ごじゅうおん)表(おもて)の「嘘(うそ)」を知って(しって)いると、自分(じぶん)の発音(はつおん)を意識(いしき)できるようになります。

▶️ 関連(かんれん)動画(どうが)

このトピックの詳しい(くわしい)解説(かいせつ)と発音練習(はつおんれんしゅう)は動画(どうが)でもチェックできます:

メインレッスン(長編(ちょうへん)):

👉 五十音(ごじゅうおん)表(おもて)の嘘(うそ) — ローマ字が(じが)隠し(かくし)ている本当(ほんとう)の発音(はつおん)

💡 ヒント: 初めて(はじめて)見る(みる)ときは、スペイン語(ご)または英語(えいご)の字幕(じまく)(CC)をオンにしてください。発音(はつおん)の説明(せつめい)をしっかり理解(りかい)できます。

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